鳥無き里の蝙蝠(コウモリ)…自分を磨き続ける…
人財育成
2020.07.12
鳥海山を朝活ウォーキングで見ると、本当に美しい山だなと清々しい気持ちになります。山形から見る稜線と秋田から見る稜線が違うため、秋田の友人とはいつも自分の県から見る方が美しいと押し問答になるのですが(笑)
誰しも身びいきで自分勝手な判断をする…それが人間ですから…相田みつをさんみたいな言い方ですが…
私が退任する際に社長から「一生感動一生青春 相田みつを著」という本を頂きました。社長とは30年来一緒に仕事をしてきました。色々なトラブルもありましたが、何とかかんとか乗り切ってきました…何の根拠もありませんでしたが、二人でやってれば何とかなるだろっ…という気持ちがありました。
そんな社長から頂いた本…自分では買わなかったタイプの本であり、いざ読んでみると新鮮な気持ちになりました。目新しい言葉がある訳ではありません…普通の言葉の羅列ともとれますが、長い年数生きてきた中で忘れていたものを思い出せてくれる…そんな言葉を見て、新しい道を選んだなら今までの自分をリセットして、新たに色々学んで、自分を磨いて頑張れ!という社長の想いを改めて感じたものです。
さて、皆さんは「鳥無き里の蝙蝠(コウモリ)」という言葉をご存じでしょうか?
蝙蝠は翼を持ち空を飛んでいることから鳥類?と思われるかもしれませんが、鼠の仲間哺乳類です。鳥が住んでいない里に飛んでいる蝙蝠は、いつしか自分を鳥だと思い込んでしまう…という意味です。似た意味合いでは「井の中の蛙」ですかね?
会社に長くいると様々な経験をして知識も技能も精神的にも成長して、いつの間にか会社での第一人者となっているかも知れません。しかし、他の会社はもっとレベルが高く、その会社の視点から見れば決して第一人者とは言えない…自分の会社で第一人者だと思ってしまえば歩みを止めてしまう…そしていつか陳腐化してしまう。
出来ている自分を認めてあげる自分も必要、ただし、自分はまだまだだな…と思う自分も必要…じゃないと自分を磨く意識、意欲が無くなってしまう…
人間楽な方が良い…だって人間だもの…