最後に纏めて検査する…これが大きな無駄を生む

 

 

地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く、

ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です。(‘◇’)ゞ

 

 

 

【おはようございます】

続かないですね、天気。

 

今日は一転して薄曇りの朝(5:15)。

でも天気予報では夏日に近い気温になるとのこと。

外に出るとひんやり…本当かな?

沖縄や奄美地方では梅雨入り

例年より一週間早いそうです。

桜も梅雨も前倒しですね、今年は。

日照時間が少ないと農作物への影響気になります。

お米、今年は豊作になりますかね?

 

【世相】

山形県新規感染者数は6人

連休明けですからね、検査対象人数がわからないのでなんとも…。

毎週月曜日が感染者数発表少ないのと同様かもしれません。

各地でクラスターの報道がされていますが、

鶴岡東の件は全国版で目にしません。

拡散人数からいっても取り上げられそうなものですが?

何かブレーキ掛かってるのか?

それとも単に山形県だから見過ごされているのか?

ちょっと疑問ですね。

大阪や札幌では10人規模でクラスターって騒いでいるのに…。

 

コロナの件で大きなニュースがありましたね。

バイデン大統領の発言。

「ファイザーにワクチンの知的財産権の保護の放棄を支持する」

これが実現したらコロナショックへの大きな岐路になるかもしれません。

世界各国で自国製のワクチン供給ができる。

製法が開示されれば生産できる国は多いでしょうから。

ワクチン不足も一気に好転するのではないでしょうか?

実現したらバイデン大統領はノーベル平和賞候補でしょう。

ただし、国策としての対応…ワクチン外交を展開する国への牽制。

そういう見方もできますが…。

いずれにせよ、実現されることへの期待は大きい。

背景は別にして実現することでの恩恵は世界中に拡散しますから。

国の最高権限者としての仕事…と私は賛辞を贈ります。

 

【お題】

「最後に纏めて検査する…これが大きな無駄を生む」について一言(‘ω’)ノ

 

検査とは?

一般的な意味合いとしては…

「異常や悪いところがないかを調べる事」です。

 

製造業における検査とは?

「作られた品物が良品であることを確認する」ことだと思います。

 

しかし、実際のところこうなっていませんか?

「良品と不良品を識別する行為」

これは検査ではなく、選別です。

ここのコンセプトがズレていると品質改善は進みません。

 

もう一つ、初工程から最終工程までのどの位置に検査がありますか?

最終の完成品で全項目を検査する→これは完全に無駄を生みます。

途中工程で異常に気付かないまま最後まで作れば、

その間に作ったものは全てNGになります。

廃棄による作り直し含めて多くのロスになります。

 

その為、多くの場合途中工程で抜き取り検査として

確率論に基づく検査を入れていると思いますが、

なぜ、抜き取り検査にしているのでしょうか?

抜き取り検査での規格を大幅に厳しくしているので、

全数検査しなくても大丈夫…間違いではありません。

でも、それより全数検査した方が間違いないですよね?

 

工程毎に良品であることを保証する検査。

トヨタさんの品質保証論では「自工程保証」と呼んでいます。

この工程で出来上がったものは全て良品。

従って問題が起きた場合は、次以降の工程に問題があると言い切れる。

仮に最終工程で問題が確認された場合は、全ての工程を遡る。

問題にたどり着くまでの時間も掛かります。

これも無駄です。

 

とは言っても工程毎に全数検査入れたら原価が上がる

だから取り合えず抜き取りで…。

それが文化になっていませんか?

品質を上げるのと原価を下げる…どちらも大事。

だとすれば、両方を満足する方法を考えるのが真の品質改善になると思います。

人の検査を機械装置に置き換える方法もあります。

または不良が出ない条件を確立して、機械側に停止基準を設ける方法もあります。

対象物によってやり方は色々とあるはずです。

 

やれば良いのはわかっているけど…この考えが自社の品質を停滞させる要因です。

今のやり方を肯定していては改善の歩みはゆっくり。

でも、原価目標として素材費は下げたいから品質改善目標は掲げる。

この矛盾がある限り、下がっても微減のサチレートが続くはず。

切り口を変えれば考え方も変わります。

逃げの品質管理から攻めの品質管理に取り組んでみませんか?

そこで初めて気付くこともあるはず。

自工程保証をベースの品質文化を。

 

【ご当地探訪】

 

酒田北港 防波堤と風力発電風車