品質管理は儲かる為の基礎、品質管理マンの育成
人財育成品質
2021.07.29
地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く、
ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です。(‘◇’)ゞ
【おはようございます】
台風一過…また暑い日々がスタート。
この辺りは幸いにして台風の影響はなし。
雨、風ともに殆ど感じませんでした。
台風も温帯低気圧に変化した様ですし、すっきり晴れるのかと思いきや、大気不安定な状況の様です。
福井では記録的短時間降雨なども出ているようですし、晴れているところも雷雨の可能性ありとのこと。
外出される方はご注意ください。
【世相】
山形県新規感染者数は3人。
まだ抑えている方ですね。
ただ、25日までの感染者においては75%がL425Rのインド株の様です。
県内も置き換わりしているということ、油断できません。
全国的にも過去最悪が進んでいます。
遂に東京は3,177人と、あっという間に3,000人オーバー。
埼玉、千葉、神奈川も過去最悪で、今日にも緊急事態宣言要請の見込み。
石川、福岡等の多くの県で過去最悪、結果として全国のトータルでも過去最悪となっています。
人流と感染の関係性が明確な以上、このまま人流が変わらなければインド株の影響で、過去最悪を更新し続けるでしょう。
わかっていたことです、現実になっただけ。
ワクチン入手に不安が残る今後、どこまで増えるのか?
考えるだけでも不安が募ります。
サッカーオリンピック代表vsフランス 4:0 で完勝。
予選を三連勝で突破です。
感服しています。
ここまで圧勝するとは思いませんでした、予想を遥に上回る結果でのAグループトップ通過。
戦術と個が噛み合った結果です。
ディフェンスに富安選手も帰ってきて、より安定感が増しました。
メキシコ戦での選手交代後のバタバタ感も、昨日は改善されてました。
ポジションチェンジを行うことで解消してましたね。
それだけ、オールマイティを求められ、生き残った選手だということ。
前節の失敗を直ぐに修正できる点も、称賛に値します。
決勝トーナメント初戦はニュージランド。
予選で韓国から勝っているチーム、油断はできません。
メキシコオリンピック以来のメダルに期待しています。
野球も始まりました、いきなりさよなら勝ち…嬉しいですが、もっと余裕ある試合運びに期待してます。
見てる方、疲れますから。
【お題】
「品質管理は儲かる為の基礎、品質管理マンの育成」について一言(‘ω’)ノ
前職では品質管理担当者からスタートしました。
その後、管理者、経営と立場を変えましたが、品質管理から離れたことは、結果一度もありませんでした。
品質管理は、私のスタイルの基本であり、基礎です。
そして、管理者、経営になるにつれて、会社にとっての生命線であると感じていました。
品質の悪いところからは、お客さんが物を買ってくれないからです。
買う側の立場に立てば、至極当然の事。
どんなに安く買えても、問題が重なれば損失の方が大きくなるからです。
それだけ品質リスクは、企業にとって大きいものです。
昨日も品質(検査)の偽装問題で、大手企業の謝罪会見やっていました。
お客様の信頼回復を図る為には、どれほどの損失が生まれるか。
品質管理を蔑ろにしたケースは、過去何度もあったはず。
その謝罪会見も、何度も行われたはず。
それでも繰り返される、それは品質管理の手を抜くことが利益に直結するからです。
容易に利益を生む。
検査止めたら利益増えます。
基準緩めたら利益増えます。
何となく問題が出なかった…更に手を抜こうか…完全にマヒしていきます。
こうなると歯止めが効かず、最後は…。
しかし、かと言って厳しくすれば良いというものでもありません。
購入する材料の基準を厳しくすれば素材費が上がる。
検査を増やせば人件費が上がる。
検査基準を厳しくすれば不良が増えて素材費が上がる。
利益が出ないのは企業として成り立ちません。
両極端な事態にならない為には、必要なことがあります。
その一つが「利益の仕組みを知る品質管理マンを育成する」ということです。
「私は品質管理だから、もっと良い材料を高くても買ってください」
「私は品質管理だから、検査を抜くのは認めない」
「私は品質管理だから、もっと検査の基準を厳しくします」
この様に一辺倒の品質管理メンバーでは、打ち合わせにもなりません。
なぜそうなるか?
どうやって利益を得ているか、会社が存続しているかを知らないから=教えていないからです。
そして、その会社の一員であることが欠如してしまうからです。
お客さんの代弁者、品質管理のいう事は守らるべき。
この考えは間違っていませんが、会社が無くなれば品質管理だけが残る訳が無い。
当たり前のことですが、忘れがちなことなんです。
私も若い時は、この様な偏った考えに陥っていました。
それを正常にする為には「利益の仕組みを知る品質管理マン」を育てなければいけません。
全社の品質管理管理者になった時に、品質管理メンバー全員に実施したことは「業績教育」です。
そして伝えたことは…
「品質管理は利益を直接生まないが、利益を減らさないことができる部署」
「利益にしっかりと貢献できる部署」
「会社の価値を上げられる部署」
ということです。
そこから10年、しっかりと結果は現れました。
合わせて品質管理だけでなく、全ての部署に個別教育は展開しました。
例えば、生産には「品質管理の教育」とかです。
基礎の部分を共有して、初めて組織が機能するということです。
品質管理マンが、品質の知識だけ習得しても会社としての戦力にはなりません。
品質さえ良ければ、仕事をしている。
利益がでないのは、他の部署の頑張りが足りない。
こんな考え方の品質管理マンしかいない会社は…組織の機能に期待できません。
会社にとって品質が生命線であることは間違いない事実。
しかし、より効率的に、利益を増やしつつやるには?という考えが欠落しては、品質管理の価値はありません。
「この方が品質も安定し、儲かるはず、やってみませんか?」
こんな提案をしてくれる品質管理マンが育てば、会社の大きな戦力になります。
利益を減らさない…品質管理マンは会社の宝
【ご当地探訪】