工程設計…一度決めたもの、どのくらい継続してますか
品質改善
2021.08.09
地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く、
ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です。(‘◇’)ゞ
【おはようございます】
何となく…台風を感じさせる雲行きです。
昨日も☁ありましたが、今日は更に目立ちますし、風も。
昨晩、台風9号が鹿児島 枕崎に上陸し、北上。
雨も相当降っているようで、冠水した地域も。
山陰では50年ぶりの降雨量というところも出ている様です。
非難された方も多数。
そのまま北上して山形は明日辺りが、雨風のピークの様です。
もう一回、お墓掃除しないといけないかもしれませんね、嵐の後に。
【世相】
山形県新規感染者数は28人。
6日続けて20人越え。
落ち着く気配ありません。
この様な状況でも、花笠パレードやるのでしょうかね?
地元だけでやる…なんてことは表面上のこと。
観光客の流入は防げませんから。
やる=観光誘致ですからね。
オリンピック閉会しました。
開催の直接的影響はないにしても、国民が我慢を放棄した一因であることは否定できないと思います。
それを一番判っているのは選手の皆さん。
コメントで「このような状況の中…」と問題意識と感謝の意を述べていました。
開催自体に大きなトラブルもなく、競技ができたことは良かった。
しかし、そのしわ寄せがあることに目を向けない政治には不安を覚えます。
オリンピックという足かせが外れた今、どんな発信をするのか、総理、都知事の言葉に耳を傾けたいと思います。
単純に批判するのではなく、どんな打ち手を出してくるのかに期待して。
次回2024 パリ…この時には日常でのオリンピックになつていることを祈念します。
パリでは観光地そのものが競技会場とするそうです。
エッフェル塔、凱旋門、ベルサイユ宮殿で競技が行われる…斬新で興味が湧きます。
文化との融合ですよね、そう言われると日本も、箱物新設しない大会できたかも知れませんね。
サーフィンみたいな自然環境が会場…こんな競技が増えるとお金の掛かり方、使い方も変わるかも知れません。
【お題】
「工程設計…一度決めたもの、どのくらい継続してますか」について一言(‘ω’)ノ
工程設計…対象製品をどの様なステップで完成させていくかの設計図。
そこには造りと検査が混在しているはずです。
原価、リスク等が考えられた上で作られるのが工程設計。
皆さんの会社ではどの様に作り込んでいますか?
大まかに分けると二通りあると思います。
・最初から全てのリスクを考慮して検査を盛り込み、経過を見て外していく
・類似品を基に標準化し、問題があれば足していく
どちらも間違ってはいません。
双方にメリットもデメリットも存在するからです。
理想は前者ですが、原価は高くなります。
後者は初期の原価は抑えられますが、問題が起きた時のリスクで纏まったロスの危険性があります。
選択する方法としては、材料、製法、使われ方の新規性です。
それと双方に共通する問題があります。
それは…一度決めたものを変えないということ。
工程設計はシュミレーションや試験生産等を基に作っていくもの。
最初から完璧な物になる可能性は低いです。
従って量産を実施した結果を分析して変えていく=改善する必要があります。
そう考えた場合、新規性が高いものについては、前者を選択した方が良いと思います。
よって、新規性の基準を明確にして工程設計の構築方法を選択できるシステムが必要となります。
別の切り口で工程設計を考えて見ましょう。
貴方の会社の工程設計はどの頻度で変わっていますか?
また、そのトリガーは何ですか?
もし、トリガーがクレーム対策のみの場合、問題ありです。
クレームが無いから良い…実際は過剰に対応しており、原価を上げているかも知れません。
利益を減らしていることにつながります。
逆に言えば変わらない、変わっていない工程設計が多いということは、利益が増える可能性が高いとも言えます。
今ある工程設計は、どの程度の頻度で変化しているか調べてみませんか?
クレーム以外での変化が2年も無い…これは再考すれば儲かる工程にできると思います。
工程設計は変化させるもの、固定化しているのは利益を減らしていることにつながると考えましょう。
量産実績で判断できるデータ分析が行えるはず。(工程能力や不良事象等)
検査機器の進化等により、簡素化が検討できないか。
常に見直すことを考えていれば、変わらないことが問題と認識できるはずです。
実態として中々見直しが出来ていないのではないでしょうか?
問題が出なければ見過ごされる。
工程設計の見直し、これも立派な改善です。
利益…利益を増やす行為は全て改善、アプローチは色々
【ご当地探訪】