材料の特性と環境…何も変わっていないって?
品質
2022.12.23
地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く、
ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です。(‘◇’)ゞ
「どうもこの時期になると、不具合がでるんだよな…」
人間の身体も、季節による変化受けますよね。
季節だけでなく、「気圧病、気象病」なんかも、最近よく聞きます。
製造現場で起きている不具合事象にも、季節と関係するものってありませんか?
人間の身体と同じように、「何かが変わっている」と考えれば、解決の糸口が見えてきます。
「何かが変わっている」…今回は材料で考えてみましょう。
材料の仕様書を見てみましょう。
その中に、「使用環境、保存環境」という項目ありませんか?
温度、湿度に関する条件が、記載されていると思います。
この範囲以内で使用すれば、当該材料は特性を満足します…という基準です。
ただし、注意しなければならないのは、材料としての特性保証であり、使用する際の加工、出来栄えの保証ではない。
「使えますよ」と「良いものが出来ますよ」の違いと考えましょう。
全然意味合いが違う。
文句を言っても、「材料としては問題ありません」と言われるだけです。
取引上、仕様書で締結している以上、認めるしかないでしょう。
では、実際に何が影響するのか?
材料に影響を与えるものとして、温度と湿度が最も疑わしい。
日本の場合、四季がはっきりしています。
地域にもよりますが、夏は高温多湿、冬は低温低湿の環境であり、その開きは大きい。
「工場内は、大体20~26℃、20~70%くらいでしょ、エアコン入れてるんだから」
全館空調24hの工場なら、季節性の問題は少ないかも知れません。
ただし、エリアによって条件が異なる、常時エアコンは稼働していない等の場合、影響が出る可能性があります。
まずは過去のデータを調査してみましょう。
比較するのは品質実績と外気温、湿度、工場内気温、湿度のデータ。
放置時間も判ると、より分かりやすくなるかもしれません。
ここに何らかの比例が見られるなら、因果関係ありと言えます。
何だかわからないけど季節で出る問題…材料と温湿度を調査することで、見える化できるかも知れません。
疑わしいものが見えたら、あとは簡単。
裏付けの為の実験をすればいいだけ。
いつも通りの管理をした材料と、「保管~使用までの温湿度管理」をした材料を、同じラインで投入する。
その時の不良、生産性を比べてみる。
見えないものを見える様にすれば…。
こんな課題を解決したい…、ぜひ、ご相談下さい。
儲かる仕組みづくりの、お手伝いをさせて頂きます。
See you tomorrow ♬
ディーズビジネスコンサルティング 佐藤
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