停電に対する備えをするべきか…の目安。
BCP
2021.01.08
地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く
ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です(~ ~)/
思ったより降りませんでした。
大雪警報が出ていたので覚悟していましたが、
殆ど降っていません。
夕方から風が強くなってきたので飛ばされたのかも?
こんなのも飛んだくらいですから。。。
予報と言えば「停電予報」が出てたのをご存知でしたか?
天気予報と同様に停電する可能性ありますよ…というお知らせ。
報道番組を見ていて、一応備えていました。
入浴を早めに済ませたり、食事を早めに済ませたり。
暖かい珈琲を保温ボトルに準備したり。
タブレット、携帯の充電を100%にしたり。
ストーブの灯油満タンにしたり。
懐中電灯の電池入れ替えたり。
何事もなければ良い…という予知保全。
ところが現実となりました。
19:00過ぎに瞬停が3回ほど続いて、そのままブラックアウト。
停電です。
ろうそくを灯し、携帯で明かりを取り、周りの確認。
お隣さんは付いてますが、自宅前の電灯、自動販売機は消えています。
東北電力アプリで停電情報を確認。
鶴岡市、酒田市情報はあるが庄内町は載っていない?
電話するも混んでいて中々つながらず。
やっとつながると庄内町で停電、現在原因究明中とのこと。
自宅だけの問題でなければあとは待つしかないと。
事前準備していたので、ダウンジャケットきて毛布に包まり、
珈琲のみながら待つ。
携帯の充電は最悪車でOK…ハイブリッドで良かった!
一時間経過、もうすぐ二時間というところで自宅前に車両。
電線を懐中電灯で照らしている。
直ぐに移動…たぶん東北電力の方かな?
そして二時間経過し気配がないのでベッドに移動。
その瞬間に復旧しました。
直ぐに自宅の各部屋を確認して問題ないことを確認。
二時間掛かりましたが、事前準備もしていたので特に問題なし。
悪天候の中、復旧頂いた東北電力さんに感謝です。
やはり、事前準備=予知保全の重要性、身をもって体験しました。
【世相】
ついに発令、緊急事態宣言。
一都三県ですが、各地の状況を見ると広がりそうです。
広げた方が良いでしょうね…やるなら早めに。
様子見している状況ではないと思います。
その上で二週間後の姿を見るしかないと思います。
今までの統計なら一ヶ月待たなくても数値変化現れるはずですから。
そこでの変化が無いなら一ヶ月では終わらない…ということ。
次の打ち手です。
昨日記載した国会議員の会食ルール。
ルールを作るのを諦めたとのこと…自分たちの首を絞めるから?
緊急事態宣言の危機的事態を蔑ろにする…
国会議員の危機管理コーディネーター必要ですね。
アメリカではついにバイデン次期大統領に決まり。
止めを刺したのは自らの発言、扇動によるものというのも
因果応報というところでしょうか?
最後は仲間内からも呆れられてしまいましたね。
株価はプラスに反発…さて、どうなるか?
【お題】
「停電に対する備えをするべきか…の目安。」について一言(‘ω’)ノ
前記した様に昨日停電を経験したので記載します。
自宅の場合はある程度準備しておけば損失は出ません。
ところが会社となると、そうはいきません。
停電による被害が出ます。
殆どが生産品、保管品の材料、仕掛、製品廃棄。
または保管データのドロップアウト。
どちらもダメージ大。
税法上の損害措置等は別にして、間違いなく利益を削ります。
さて、停電に対してはどのように備えるべきか?
理想は非常電源として発電機を設置するですが、
会社の使用電力を賄える規模の自家発電設備を準備するのは高額。
一つの考え方として、
・製品に影響を与える時間停電した場合の損失概算金額把握
・ここだけ活かせれば大きな損失でない装置の絞り込みと電力量の把握
・その電力量を賄える自家発電設備の投資金額把握
・自家発電設備投資金額÷損失概算金額<3.0以下なら投資する価値あり。
という目安です。
例えば、損失概算金額が1,100万円で自家発電設備投資金額が3,000万円なら、
判定値は2.7であり、積極的に導入すべき。
損失概算金額が200万円なら判定値は15.0であり、積極的な導入は実施しない。
これは生産会社での勤続経験からの経験値。
気候変動や天災等の確率もありますが、製品に影響を及ぼす停電は
ざっくり平均して0.3回/年。
約3年に一回くらいの割合ではないかと思います。
自家発電設備は初期投資は掛かりますが、メンテナンス含めた維持費用は
それほど大きく掛かりません。
10年は一般的に持つのではないでしょうか?
3年に一回起きる損失と考えれば3.3年×損失金額≠投資金額なら
備えとしての自家発電設備は検討して良いと思います。
廃棄物を減らすSDGsにも影響あります。
また、顧客にとって安心できるBCP(事業継続計画)としての無形価値もあります。
その際にプラスして考えたいのが自家発電設備の設置条件の+α。
屋外であれば浸水対策も忘れずに。
自社地域のハザードマップで数値を確認し、それ以上の高さに設置することを推奨。
やる余裕があれば実施した方が間違いありませんが、
投資対効果を考えるのは会社として当然。
自社で何らかの基準を決めて判断するのが肝要。
停電も立派な災害ですから。
【ご当地探訪】
※今日振り返るのは「酒田市 八雲神社」さんです。
御祭神は牛頭天王、祭礼ではキュウリをお供えして
ご祈祷頂いたキュウリを食べると一年間無病息災に
過ごせるとの伝えがあるそうです。
このご時世にあったご利益ではないでしょうか?
酒田駅からほど近く、近くに駐車場も完備。
訪れやすい神社です。
今年も無病息災…お参りしましょう。