分割工程=単能工、連結工程=多能工…目指す姿は?

 

 

地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く、

ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です。(‘◇’)ゞ

 

 

 

【おはようございます】

朝方は雨でした…結構な量の。

 

昨日と同じ時間に撮影したのですが、一転して真っ暗

激しく雨が降っていました。

しかし、朝だけ…今はピーカンです。

 

 

今日は午後から産業技術短期大学校庄内校での講義です。

ちょっと早めに行って準備します。

今日も何か一つでも伝えられたら…という気持ちで行ってきます。

 

【世相】

東京の新規感染者数296人

前週オーバー。

埼玉、神奈川も同様に前週オーバーです。

実施している策は変わらないのですから、

これ以上下がる要素はない。

政府は解除するにあたり、感染対策とは別の間接的対応を

展開する為の期間延長という見方をしている方も居ますが、

果たして二週間でどこまで納得感のある施策打てるでしょうか?

そもそも、緊急事態宣言と同時にその行動を

起こさなかったのは何ででしょう?

諮問委員会での討議内容が見えず、尾身会長からの発言も

政府への配慮も含めた形となる為、今一つ伝わらない。

有識者が集まっての議論がなされているなら、

どんな議論がされているのか公開してみては?

政府も専門家の意見を聞き…と発言しているのですから。

 

ワクチンが入ってこない中、現場から色々な声が出ていますね。

1瓶から6回とか7回接種できる方法。

注射器自体をインスリン用のものにして針の長さを変えるとか、

針を抜かずに気泡を押し出すとか。

現場の知恵…と考えれば良い話しに聞こえますが、

こういう話しが厚労省や有識者、専門家から出てこないのは?

少なくとも注射器は認可が必要であり、リストはあるはず。

海外での注射器の構造と日本の注射器の構造が違うとわかった時点で

直ぐに同じものを作ろう…と考えてしまうのは何故?

事例を基にした情報整理は得意だが、無から有を生み出す力

欠けているということでしょうか?

経営でも同じですよね、畑違いにヒントがあることは多数です。

いつ、何かに…という明確な目的が無くても、知識、情報は

貪欲に求めていかないと。

そして、それをヒントに新たなものを生み出せる力を磨きたいものです。

 

 

【お題】

「分割工程=単能工、連結工程=多能工…目指す姿は?」について一言(‘ω’)ノ

 

皆さんの今の工程は分割工程、連結工程のどちらでしょう?

 

 

A→B→C→D→Eの工程で

A工程 担当一名

B工程 担当一名

C工程 担当一名

D工程 担当一名

E工程 担当一名

総人員6名で仕事をしている。

それぞれの工程についている担当者は各工程のプロ!

こういう工程を分割工程=単能工配置と言います。

 

一方で

A工程→B工程→C工程→D工程→E工程 一名

×6ライン、総人員6名で仕事をしている。

1人で全ての工程を担当する為に訓練したプロ!

こういう工程を連結工程=多能工配置と言います。

 

結論から言いましょう。

無駄が少ないのは連結工程=多能工配置です。

工程を分割すれば工程毎の工数(時間)に差分ができる。

一番工数の掛かる工程に合わせて生産すれば、

それ以下の工数でできる工程の担当者は暇になるか、

または作り続けて仕掛在庫を増やすかのどちらかです。

更に仕掛在庫を増やすとすれば、置く場所の確保も必要です。

他にも色々な無駄を生みます。

例えば…

急にA工程の人が休んだ…代理が入るも生産数は落ちる。

明日A工程の人が休む…事前に残業して仕掛在庫を作る。

また、仕掛在庫を作る為に材料を追加発注。

実際、こういうケースありませんか?

 

これが連結工程=多能工配置なら、誰かが休んでも

他のラインでカバー。

生産数を合わせる必要があるなら、他のラインで残業対応。

納期に余裕があるなら、日数で挽回策を講じる。

更に受注が減少したら、ライン=人を停止する。

停止した人は他の仕事について対応。

これが単能工なら受注が落ちても6人は6人。

1人当たりの生産性が低下するだけです。

 

他にも理由はありますが、利益体質を狙うならば

有利なのは間違いなく連結工程=多能工配置を検討するべきです。

当然明日から…という訳にはいきません。

一時的には効率が落ちるでしょう。

しかし、先を見ての先行投資として取り組めば、

必ず好天するはずです。

ケースバイケースで全てを連結するのが良いという訳ではありません。

それぞれの工程にあったやり方があるはずです。

それを見つけるのが利益の出る改善!

 

 

【ご当地探訪】

 

 

※今日振り返るのは「酒田市 土門拳記念館」です。

 飯森山公園の奥にあります。

 人工池の畔に立つ建物。

 写真家 土門拳氏の写真作品を展示している美術館。

 所蔵数は7万点とも言われています。

 建築設計は谷口吉生氏

 ニューヨーク近代美術館、斎藤茂吉記念館、GINZA SIXなどを

 手がけた有名な建築家

 昔、知人の一級建築士が来た時に、どこに行きたい?と聞いたら、

 土門拳記念館…と即答していました。

 ???…写真好きなの?と聞いたら、熱く谷口吉生氏の話しをされました。

 私は全く知りませんでしたけど。。。

 建築に興味のある方はどうぞ。

 人工池からの景観も良いですよ。