品質改善ツール…正しく使わないと時間の無駄
品質
2022.09.15
地域活性化の為に魅力ある地方企業づくりのお手伝いをさせて頂く、
ディーズビジネスコンサルティングの佐藤です。(‘◇’)ゞ
QC7つ道具や品質改善手法の帳票…それぞれのツール正しく使えているでしょうか?
「正しく使えているか?…作成しているけど、そう言われると…」
判断は簡単。
ツールを使って問題解決され、再発や類似問題が出ていない。
もし、問題が継続しているなら、正しく使えていない=時間の無駄になっているかも知れません。
今回は、特性要因図の表現を例題に、考えてみましょう。
特性要因図
問題を4M(材料、設備、方法、人)の視点から、それぞれの課題を記載し、真因追求するツール。
魚の骨(フィッシュボーン)分析とか言われるもの。
比較的、基本的な品質改善ツール。
ISOなどの品質システムを取得している企業では、「異常処理規定」などで標準ツール化しているところも、多いでしょう。
このツールのポイントは、「文章表現を曖昧にしない」です。
例えば…
方法 明確な決め事が無い
人 スキル不足
材料 バラツキ
設備 摩耗
こんな表現されていませんか?
もし、そうなら真因追求のツールにはなっていません。
作成するのがルールだから、無いと困る程度で作られています。
それでは時間の無駄。
何がダメなのか?
方法 明確な決め事が無い
何の決め事が不足しているの?
人 スキル不足
どんなスキルが不足しているの?
材料 バラツキ
サイズ、重量、形状、色、硬度…何のバラツキ?
設備 摩耗、ガタツキ
どの部品?
ポイントとなる部分が省略されているのはNG。
こういう書き方をしている場合、大体大項目のみで記載され、中項目、小項目は割愛されている。
これでは真因追求には至りません。
過去トラとして、あとで振り返っても、使えないという問題もあります。
そもそも、特性要因図は叩き台は別にして、一人で作るものではないでしょう。
様々な知識、知恵、経験を持ったメンバーで作るもの。
必要な知識、知恵、経験が無い人が作ると、曖昧な表現に留まる。
そうやって作られた特性要因図は、品質改善ツールにはなり得ません。
過去に作られた特性要因図、一度見てみませんか?
正しく使われているか?
他のツールも同様…使っていて効果が出ていないのは、正しく使えていない可能性が高いです。
他のツールは、また別の機会に…。
こんな課題を解決したい…、ぜひ、ご相談下さい。
儲かる仕組みづくりの、お手伝いをさせて頂きます。
See you tomorrow ♬
ディーズビジネスコンサルティング 佐藤
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